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医学部受験は日本に限らない⁉ 目指しやすい海外の医学部受験

海外の医学部受験
海外医学部受験とは
東欧の医学部受験
中国の医学部受験
メリット
デメリット
まとめ

海外医学部受験とは

日本での医学部受験は大変な難化傾向にあります。日本の医学部に合格できなければ、医師になることはできないのでしょうか。いいえ、そんなことはありません。海外の大学の医学部からも医師になることは十分可能です。また、その後日本で医師となることも可能です。
特に、近年注目を集めているのが、東欧の医学部です。東欧の医学部は海外からの学生を積極的に受け入れています。そこで、今回は東欧の医学部にフォーカスを当ててご紹介していきます。

東欧の医学部受験

受験可能な医学部がある東欧の国は、主にハンガリー、チェコ、スロバキアになります。
東欧の医学部は、一般的に日本の医学部よりも入学がしやすく、さらに英語で学ぶことが出来るため、日本から進学する学生も多くいます。特にハンガリーの医学部には日本人が約500人在籍していると言われています。
一体どんなメリット、デメリットがあるのかは3章で見ていきます。

中国の医学部受験

東欧よりも日本と地理的に近いということもあり、中国の医学部に進学する日本人もいます。また、中国では日本ほど医学部に対する人気がなく、多くの外国人留学生を受け入れている医学部も存在することから、目指してみる価値があるかもしれません。
中国の数ある医学部の中でも、中国医科大学は日本語、英語で授業が受けられるシステムがあり、留学生に人気です。言語的な問題が発生しにくいというのは、大きな利点です。
他にはどのようなメリット、デメリットがあるのかを次の章で見ていきましょう。

メリット

・学費が安い
東欧や中国の医学部は、一般的に日本の私立医学部よりも学費が安いです。
ハンガリーの国立大学では、6年間の学費総額が約1100万円となっています。また、東欧は物価が低いため、生活費は年間120万円程度に抑えることが出来ます。また、中国医科大学の日本語で学ぶコース(6年制)の学費、生活費を合わせると6年間の総額は約870万円です。これらは、生活費を含めても、ほとんどの日本の私立大学医学部よりも安い金額となっています。
・入学が比較的容易
日本の医学部を受験するときは、国立であれば共通テストの7科目に加え各大学ごとの個別試験4科目を受験しなければなりません。私立大学であっても、4科目は必要なことが大半です。また、数学に関しても数IIIまで求める大学が多いです。
しかし、東欧の医学部であれば英語と理科2科目で受験できることが多く、受験生の負担は少なくなります。また、中国医科大学などの合格難易度も日本の医学部受験と比較すると一般的に低くなると言われています。
・語学力が身に付く
東欧の医学部では、海外からの学生を積極的に受け入れているため、留学生は英語で授業を受けることとなります。これは学生の英語力を伸ばすに違いありません。国際性豊かな人材が求められる今の世の中で、高い英語力を保持しているということは大きなアドバンテージとなります。また、中国語を話せるようになることも、中国の人口がとても多いことから分かるように大きなアドバンテージとなるでしょう。
・幅広い選択肢
東欧の医学部を卒業すると、EU加盟国で通用する医師免許を取得できる上、条件を満たせば日本に帰国後、日本の医師国家試験の受験資格を得られます。また、アメリカやカナダの医師国家試験を受験する権利も得られます。中国の医学部の方では中国の医師免許を取得できる上、日本の医師国家試験の受験資格も得られます。このように、卒業後の幅広い選択肢を得ることが出来るのです。

デメリット

・言語的障壁
東欧や中国の大学では、英語や日本語のプログラムが用意されていますが、やはり海外に住むとなるとその現地の言葉も最低限必要となってきます。例えば、生活面だけでなく、学年が進み、病院実習等で現地の方々と意思疎通を図る場合は、もちろん現地の言葉が必要となってきます。英語の習得以外にさらに、新たな言語を習得するというのは努力を要します。しかし、考え方によっては、日本語と英語にとどまらず、さらにもう一か国語を習得できる良い機会かもしれません。
・進級の過酷さ
東欧や中国の医学部は入学しやすいというメリットを先述しましたが、進級・卒業は易しくありません。日本の医学部も進級・卒業は他学部に比べると厳しい傾向にありますが、東欧の医学部はさらに過酷です。進級率は平均60%とも言われています。また、中国の医師国家試験の合格率は約30%とも言われ、日本の医師国家試験合格率が90%越えであることを考えると相当低くなっています。
・日本で医師になれない可能性
先程、メリットで条件を満たせば日本の医師国家試験受験資格を得られると述べましたが、厚生労働省の制度をクリアできない場合には、受験資格が得られないことがあります。

まとめ

医師になる方法は日本の医学部を卒業するだけではありません。海外の医学部に進学し、医師になるという選択肢も存在します。バイタリティーがあり、なんとしても医師になりたいという高い志がある方にはとても良い選択肢の一つではないでしょうか。この記事を少しでも参考にしていただけたら幸いです!

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