医学部受験
いつから勉強を始めるのか
基礎
応用
発展
まとめ
いつから勉強を始めるのか
医学部受験を決意したのであれば、できるだけ早く勉強に取り掛かることが望ましいです。早すぎるなんてことはありません。中高生であれば、受験するときには浪人生などを含めた中で勝ち抜かなければなりません。自分たちよりも長く勉強をしてきた人と戦うために、早くから勉強を始めて損はありません。
この記事では、医学部受験を決意したけど何からやったら良いか分からない、という方向けに勉強の指針を提示していきます。
基礎
医学部受験は他学部以上に基礎が大事ということをご存じでしょうか?他学部に比べて医学部で出題される問題は、比較的基礎的な問題であることがあります。しかし、その分いかに基礎的な問題を落とさずに高得点を取るかが重要となってきます。そのような医学部の入試で、基礎的な問題を落としてしまうことは命取りとなり得ます。
以上のことから、まず最初は基礎を大切に受験勉強に取り組んでほしいと思います。
では、基礎の勉強とはどの科目をどのように勉強したらよいのでしょうか?
科目に関しては、まずは英語数学に取り掛かりましょう。これらの科目は理科に比べて、伸びを実感するまでに時間を要します。
使う教材としては、中高生であれば学校の教科書や学校で配布されるが適しています。英語はまず文法事項を丁寧に頭に入れましょう。ここで、いかに丁寧に学習したがその後の長文の読解などに影響を及ぼします。学校で配られた単語帳などがあればそちらも活用してください。教科書に付属のCDなどがあればそれも活用して教科書の長めの文などを読むようにしましょう。耳も英語に慣らしていくようにしましょう。
数学は教科書の内容を理解し、練習問題を解くことで典型問題に対する解法を頭に叩き込みましょう。教科書対応の問題集などがあればそれも進めると良いです。
浪人生や再受験生は教科書の代替となるような市販の参考書を利用しましょう。それぞれのレベルに合わせて、使う参考書も選びましょう。
英語数学の基礎が一通り固まったら、理科に取り掛かります。
受験で理科のどの2科目を利用するかを決めていない場合は、そこから決めましょう。受験結果を左右する可能性もある決断なので、周りに流されることなく、自分の興味がある2科目や勉強が続けられそうな2科目を選びましょう。他学部も含めて見ると、物理化学選択が多いですが、医学部受験生で見ると、生物化学選択も多く見られます。物理生物選択も稀ですがいるので、自分に合った選択をしましょう。
こちらも基本的には教科書やそれに相当する参考書で知識を入れ、練習問題などで解法を頭に入れましょう。
応用
基礎が固まったら、応用に移ります。応用に取り掛かると、基礎で勉強したことが本当に身に付いているかどうかが分かってきます。
英語は長文読解や和訳、リスニング、英作文など、様々な形態の問題に触れていくために各分野の問題集に取り組むようにしましょう。単語帳も基礎の勉強で使っていたものを覚えきったのであれば、より豊富な単語を掲載している単語帳に取り掛かりましょう。問題集に取り組みながら出てきた、知らない文構造などは基礎に戻って照らし合わせましょう。
数学は応用的な問題集に取り組むようにしましょう。典型的な問題の解法が身に付いていれば、応用にも歯が立つはずです。分からない問題はその解法を分解して、基礎で学んだ解法に照らし合わせましょう。
理科も数学同様に応用問題に取り掛かりましょう。
発展
応用も一通り完成したら、発展です。ここでは、過去問を中心とした問題演習に取り組みます。まず発展のステップに入ったら、自分の志望する医学部の過去問に目を通してみましょう。過去問をもったいないからといって、いつまでも見ないのは非効率的です。ゴールはどのような具合なのかを見定めることで、ゴールまでの道筋がはっきりとしてきます。
過去問に取り組み、自分の実力が足りているかどうかを確認します。大抵の場合は足りておらず、焦るかもしれません。しかし、冷静に分析してください。各科目ごとに何ができていないのか、できなかった原因は何だろうか、応用の段階で取り組んだことを活かせているのかなどを考えていきます。そして、戻る必要がある場合は単元ごとに基礎や応用に立ち返りましょう。この繰り返しで着実に力はついていきます。一つ一つできないことをつぶしていき、受験本番までに備えましょう。
まとめ
医学部受験において基礎の勉強はとても大切です。基礎があっての応用、発展ですので基礎の勉強は特に丁寧に行いましょう。目標と実力の差に焦りを覚えることもあるかもしれませんが、冷静な分析を忘れないでください。この記事を読んで、医学部受験の勉強方法について少しでもイメージが湧いたら幸いです。