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医学部受験生の模試との付き合い方

医学部受験
模試の意味と注意点
模試結果の活かし方
医学部受験生にお勧めの模試
まとめ

模試の意味と注意点

受験生は皆何かしらの模試を受けることが多いと思います。学校や塾などで受けるように言われたから受ける、という方もいるかもしれません。
そもそも、模試は何のために受けているのでしょうか。

[模試の意味]

①受験生の中での自分の立ち位置を知る
模試を受けると当然結果が返ってきますが、そこには自分の偏差値や全国順位などが記載されています。それを見ることで、自分が受験生の中でどのくらいの立ち位置にいるのかを知ることが出来ます。各科目ごとで注目をすれば、自分の得意科目や勉強の足りていない科目を知ることが出来、さらに各科目の分野ごとで注目をすれば、その科目の中でもどの分野を重点的に学習するべきかがわかります。このように、模試を受けると自己分析の材料を得ることが出来、今後の勉強方針を立てやすくなったり、今までの勉強方法の見直しをしやすくなったりします。受験においてこの自己分析は非常に大事な作業です。これを行うことで効率的に勉強を進めることが出来ます。

②試験に慣れる
模試は家で勉強をしている時とは違い、周りに試験監督や受験生がいる状況で問題を解かなくてはなりません。いつも以上に緊張感が漂うことになります。そんな中でも、実力を発揮できるように模試を通して練習しておくことは、模試以上に緊張感が漂う本番の入試で最高のパフォーマンスをすることにつながるでしょう。

③勉強のペースをつかみやすくなる
模試を勉強のペースメーカーとし、次の模試までにこの分野は応用まで終わらせる、といった目標を立てることで勉強のペースをつかみやすくなります。模試ごとに設定した数か月単位の目標から逆算して、勉強計画を立てていくと良いでしょう。

[注意点]

①模試の受け過ぎには注意
模試は大抵1日~2日まるまるかけて行われることが多く、受けすぎてしまうと貴重な自分の勉強時間が削られることになります。模試を受ける予定と模試を復習する予定の両方を勉強計画に組み込んでみて、無理がないように受けましょう。

②受けっぱなしでは意味がない
模試を受けたら、復習をしてください。せっかく時間をかけて模試を受け演習の経験を積んだのに、自分のできなかった問題などを復習しなかったら成長できません。模試を受けて復習をするところまでを行って、大きく成長できるのです。出来なかった問題などと向き合うことは億劫に感じてしまいがちですが、その問題こそが自分の伸びしろだと考えて頑張りましょう。

模試結果の活かし方

模試の意味と注意点でも取り上げたように、模試は復習までを行うことが大切です。さらに、返ってきた結果をもとに自己分析を行いましょう。模試に向けて立てた目標は達成できたのか、志望校との距離はどれくらいかなどを分析し、次の模試や本番に向けての勉強計画を再編するのです。こうすることで、合格への最短ルートを探すことが出来ます。

医学部受験生にお勧めの模試

[記述模試]

【河合塾】全統記述模試
国公立・私立を問わず、医学部を目指す受験生の多くが受ける模試です。記述式であることから、各大学の筆記試験対策になります。

【駿台】駿台全国記述模試
特徴としては、受験者層がハイレベルであることです。そのため、最難関医学部を目指す受験生は受けることをお勧めします。

【東進】医学部82大学判定テスト
特徴は、日本全国にあるすべての医学部の合否判定が出ることです。自分が向いている合格可能性の高そうな医学部を探したい、という方にお勧めです。比較的返却も早いので、模試を受けてすぐに勉強計画の再編がしやすいかもしれません。

医学部を目指す受験生は上に挙げた模試の中から、自分に合った模試を選んで受験することをお勧めします。上に挙げた全てを受験する必要はありません。

[共通テスト模試]

【東進】共通テスト本番レベル模試
特徴としては、とにかく返却が早いです。一早く結果を知り、勉強計画を再編できるのでお勧めです。

【河合塾】全統共通テスト模試
特徴は、受験者数が多いことです。母集団が大きいため、全国の受験生の中での自分の正確な立ち位置を把握しやすいです。

【駿台】駿台atama+共通テスト模試
こちらの模試も河合塾の全統共通テスト模試に次いで受験者数が多いです。

国公立医学部を受験する予定の受験生や、共通テストを入試に利用するつもりの受験生は、上に挙げた3種類の模試の中から1つを選んで年間を通して受験することをお勧めします。

まとめ

今回は、模試について取り上げました。受験生は模試を受ける機会が多くなると思いますが、数ある模試の中からも必要なものだけを選んで受けるようにしましょう。上手に模試を活用して、医学部合格を勝ち取りましょう!

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