受験生の心構えと生活(浪人生編)
浪人生の医学部受験
浪人生の心構え
┣余裕があると勘違いしないこと
┣自己管理を大切に
┗モチベーションを保ち続けること
浪人生の1日の一例
まとめ
浪人生の医学部受験
近年医学部の難易度はとても上がっており、医学部に合格するために浪人するというのは珍しいことではありません。実際、医学部に通う学生の中には何浪もして入学したという人もいます。今回は、浪人生がどのような心構えで医学部受験に挑むべきなのか、そしてどのような生活を送るべきなのかについて見ていきます。
浪人生の心構え
高校の授業などがある現役生とは異なるので、浪人生には浪人生の心構えがあります。
余裕があると勘違いしないこと
浪人をすると、現役生よりも1年もしくはそれ以上勉強している期間が長いのだから、現役生よりはアドバンテージがあると考えてしまいがちです。しかし、新しいことを勉強し吸収する現役生は、浪人生よりも伸びが大きいため、油断すると簡単に抜かれてしまいます。そうならないよう、余裕があるという考えは捨て勉強に向かうようにしましょう。
自己管理を大切に
浪人生は学校がない分自由に時間を使うことが出来ます。自分次第で、勉強をやろうと思えば出来るし、遊ぼうと思えば遊べてしまいます。自分を律し、自分のことを管理できるようにならなければなりません。これは勉強時間に関してだけでなく、勉強計画に関しても当てはまることです。学校などのペースメーカーがない分、しっかりと計画を立てて目標に向かって進んでいかなければ、浪人生は遅れて行ってしまいます。しかし、すべてを自分で管理するのは難しく骨の折れることであります。そのため、塾や予備校を頼ることも、良い選択です。
モチベーションを保ち続けること
浪人をすると、一人で黙々と勉強をすることが増え、モチベーションが下がったり目標を見失ったりしがちです。そんな時に、いかにモチベーションを保てるかが鍵となってきます。絶対に医師になりたい、絶対に〇〇大学に行きたい、という気持ちを再確認しましょう。そしてまた意志を固め、モチベーションを保っていきましょう。
浪人生の1日の一例
7:00 起床
まず、朝起きたら、前日の夜に頭に入れた勉強内容の復習をしましょう。寝る前に覚えたことを朝起きてすぐに確認することで、定着率が大きく向上します。前夜の復習の習慣をつけましょう。
前夜の復習を行ったら、着替えや朝食を済ませましょう。気持ちが切り替わり、目も覚めていきます。
7:30
まずは、計算問題やリスニングに取り組むことをお勧めします。計算やリスニングは毎日触れないと、どんどんと力が落ちて行ってしまいます。そのため、日課として朝一番にこなしてしまうと良いでしょう。毎日コツコツ取り組むことで、大きな成果が得られるようになります。
8:00~12:00
頭が冴えている午前中のうちに、理系科目の勉強をしましょう。まとまった時間が取れるので、過去問などに取り組むのも良いでしょう。また、塾や予備校で学んだことを演習するのも良いです。塾や予備校の授業があるのであれば、しっかりと理解をし自分のものとできるように授業を受けましょう。しかし、授業を受けてばっかりでその復習や演習がおろそかになってはいけません。しっかりと、自分で勉強をする時間も確保しましょう。
12:00~13:00
昼食を取り、休憩をしましょう。集中力を持たせるためにも、オフの時間は大切です。
13:00~20:00
午前中に触れなかった科目は、午後では触れるようにしましょう。各科目の感覚を鈍らせないためにも、短い時間でもすべての科目に触れましょう。授業や参考書などでインプットした内容をアウトプットすることを意識しましょう。インプットとアウトプットを繰り返すことで、定着していきます。塾や予備校があるのであれば、午前同様です。
20:00~22:00
夕食を取ったり、お風呂に入ったり、休息をとりましょう。心と体をリフレッシュさせましょう。
22:00~24:00
最後のひと踏ん張りで、1日の勉強内容を振り返りましょう。そして、これは覚えておきたいというものを意識して頭に入れましょう。また、翌朝さらに復習しましょう。
24:00 就寝
勉強時間を確保するために、睡眠時間を削るというのはあってはなりません。頭と体を休ませ、記憶を定着させるためにも睡眠はしっかりと取りましょう。
まとめ
浪人では、自分と向き合い、自分を律していかなくてはなりません。しかし、人生でこれほどまでに自分と向き合えることは少ないです。自分を成長させる良い機会となるよう、頑張ってください。この記事が浪人をしている受験生や浪人が決まった方々の参考になれば幸いです。